Stable Diffusionを使って画像を生成していると、
「自分が使ってるのってどのバージョン?」と疑問に思うことってありますよね。
実は、Stable Diffusionにはいくつものバージョンがあるんです。
それぞれ使い心地や得意な表現が違います。
だから、自分が今どのモデルを使っているのか知ることはとっても大事!
この記事では、Stable Diffusionのバージョン確認方法を5つに分けて、初心者でもわかるようにやさしく解説します。
目次
- 1 Stable Diffusion バージョン確認が必要な理由
- 2 Stable Diffusion バージョン確認の方法1:Web UI画面を見る
- 3 Stable Diffusion バージョン確認の方法2:ターミナルでGitログを確認
- 4 Stable Diffusion バージョン確認の方法3:Google Colabのログを確認
- 5 Stable Diffusion バージョン確認の方法4:モデルファイル名で判断する
- 6 Stable Diffusion バージョン確認の方法⑤ 設定ファイルや配布元をチェック
- 7 Stable Diffusion バージョン確認でよくある注意点
- 8 まとめ|Stable Diffusion バージョン確認の5つの方法
- 9 おわりに|Stable Diffusion バージョンを知ればもっと楽しめる
Stable Diffusion バージョン確認が必要な理由
まずは、「なんでバージョン確認なんて必要なの?」というところから説明します!
Stable Diffusionには、こんな感じでいろんなバージョンがあります
バージョン | 特徴 |
---|---|
v1.4 | 初期のモデル。軽くてクセが少ない |
v1.5 | v1.4の改良版。多くのLoRAやモデルが対応 |
v2.1 | 高解像度や構図制御に強い |
SDXL 1.0/1.5 | リアルで高精細な画像が得意 |
SDXL Turbo | 超高速。リアルタイムにも対応 |
使っているバージョンによって、
- 絵の雰囲気が変わる
- プロンプトの効き方が変わる
- 対応しているLoRAや拡張機能が違う
などの違いがあるので、自分のバージョンを把握することは超大事なんです。
Stable Diffusion バージョン確認の方法1:Web UI画面を見る
ローカルでAUTOMATIC1111版などのWeb UIを使ってる場合、確認はすごく簡単です。
モデル名がUIに表示されている
Web UIを開くと画面上に「現在のモデル名」が表示されているはずです。
例:
• v1-5-pruned.ckpt
• sdxl-base-1.0.safetensors
このファイル名で、どのバージョンかがわかります。
Stable Diffusion バージョン確認の方法2:ターミナルでGitログを確認
ちょっとパソコン操作に慣れている方向けですが、Web UI自体のバージョンを確認する方法もあります。
GitのコミットIDを確認する方法
cd stable-diffusion-webui git rev-parse HEAD
このコマンドで、Web UIの更新状態が確認できます。
モデルのバージョンとは少し違いますが、環境が最新かどうかをチェックするのに便利です。
Stable Diffusion バージョン確認の方法3:Google Colabのログを確認
ColabでStable Diffusionを使っている場合も、バージョン確認は意外とカンタンです。
起動時ログに出ている
ノートブックを実行すると、下記のようなログが表示されるはずです。
Loading weights from v1-5-pruned.ckpt
この「v1-5-pruned.ckpt」の部分が、今読み込まれているモデル名です。
ファイル一覧からも確認できる
左の「ファイル」タブを開いて、以下のフォルダを探してみてください。
stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/
この中に入っているモデルファイル名を見ることで、バージョンがわかります。
Stable Diffusion バージョン確認の方法4:モデルファイル名で判断する
実は、ファイル名を見ればほぼ確実にバージョンがわかるんです!
よくあるモデルファイルとその意味
ファイル名 | バージョン | 特徴 |
---|---|---|
v1-4.ckpt | v1.4 | 軽くて安定 |
v1-5-pruned.ckpt | v1.5 | 改良されて人気のモデル |
768-v2-1.ckpt | v2.1 | 高解像度対応 |
sdxl-base-1.0.safetensors | SDXL 1.0 | 高品質でプロっぽい仕上がり |
sdxl-turbo-1.0.safetensors | SDXL Turbo | 圧倒的スピード! |
ファイル名を変更していなければ、これだけで十分にバージョンが判断できます。
Stable Diffusion バージョン確認の方法⑤ 設定ファイルや配布元をチェック
他にも確認方法はあります。
config.json や .yaml ファイルをチェック
モデルに付属している設定ファイルの中に、こんな風に書かれていることがあります。
"model": "stable-diffusion-v1-5"
これが書いてあれば、もう確定ですね。
ダウンロード元のページをチェックするのもアリ
Hugging FaceやCivitaiなど、モデルをダウンロードしたサイトにバージョンが書いてあることもよくあります。
「このモデルはv1.5ベースです」といった説明が載っているので、忘れずに見てみましょう。
Stable Diffusion バージョン確認でよくある注意点
確認するときに、こんな間違いをしちゃう人もいます。
• Web UIのバージョン=モデルのバージョンだと思ってしまう
• ファイル名を変えていて、元がわからなくなる
• 複数モデルを切り替えて、今どれを使ってるか混乱する
そういうときは、モデル選択画面やログを見直すのが一番確実です!
まとめ|Stable Diffusion バージョン確認の5つの方法
最後に、今回紹介した「Stable Diffusion バージョン確認」の方法まとめです。
バージョン確認の5つの方法
1. Web UIのモデル名を見る
2. ターミナルでGitの状態を確認する
3. Colabのログやファイル構成をチェックする
4. モデルファイル名から判断する
5. 設定ファイルや配布元の情報を見る
おわりに|Stable Diffusion バージョンを知ればもっと楽しめる
自分が使っているStable Diffusionのバージョンを知っておくと、
• 表現の幅が広がる
• 他の人のプロンプトを再現しやすくなる
• 自分に合ったモデルに乗り換えられる
など、メリットがたくさんあります。
「どのモデル使ってるんだっけ?」と気になったら、今日紹介した5つの方法をぜひ試してみてくださいね!