Synthesizer V

Synthesizer V 商用利用ガイド|無料・有料の違いを徹底解説【2025年版】

はじめに|Synthesizer Vって商用利用できるの?

近年、DTMや動画制作の分野で人気が高まっている

Synthesizer V(シンセサイザーブイ)

AI技術を活用して、誰でも本格的な

歌声を作れる便利なソフトです。

ただ、「このAIで作った歌声って、

商用利用しても大丈夫なの?」と

迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

無料で使えるバージョンもある一方で、

有料ライセンスや歌声ライブラリの違いなど

気をつけるべきところがいくつかあります。

この記事では、2025年最新情報として、

Synthesizer Vの商用利用に関するルールをわかりやすく解説します!

商業作品やYouTubeでの収益化を目指している方に向けて、

安心して使うためのポイントをしっかりまとめているので、

ぜひ最後まで読んでみてください。

Synthesizer V 商用利用1:基本構造とライセンスの考え方

Synthesizer Vは、大きく分けて2つの要素から成り立っています。

  1. エディター(編集ソフト)
    音声を打ち込んで歌を作るためのツールです。無料版と有料版が存在します。
  2. 歌声データベース(ボイスライブラリ)
    AIに歌わせるための「声の素材」です。キャラクターごとに販売元やライセンス条件が異なります。

商用利用をするためには、この2つが

どちらも商用利用OKかどうかをチェックする必要があります。

Synthesizer V 商用利用2:有料エディターなら商用OK

Synthesizer Vには以下のようなエディターがありますが、商用利用可能なのは有料版のみです。

  • Synthesizer V Studio Pro
  • Synthesizer V Studio 2 Pro(2024年以降リリース)

この有料エディターを購入して使用することで、

作成した音声を商業利用する権利が自動的に付与されます

たとえば、YouTubeでの収益化や同人CDでの頒布、

商業アニメ・ゲームでの使用など、幅広く対応できます。

注意点としては、あくまで「エディター」のライセンスだけでは不十分だということ。

次に解説する「歌声データベース」も、

商用利用が許可されたものを使わなければなりません。

Synthesizer V 商用利用3:Dreamtonics製の歌声DBなら安心

有料エディターとセットで使用したいのが、

Dreamtonics社が提供している公式の歌声データベース(ボイスライブラリ)です。

以下のようなラインナップが代表的です。

  • Saki(サキ)
  • Ryo(リョウ)
  • Kevin(ケビン)
  • Qing Su(チンスー)
  • Solaria(ソラリア)

これらはすべて商用利用可能なライセンスで販売されており、

個人・法人を問わず安心して使えます。

たとえば以下にある用途は商用利用OKです。

  • YouTubeチャンネルの収益化
  • サブスクリプション型音楽配信サービスへの登録
  • ゲームや映画、CMなどの商業メディアへの使用

また、これらのライブラリはクレジット表記が必須ではないため、

商業作品にそのまま使いやすいのもメリットです。

Synthesizer V 商用利用4:重音テトの使用は可能だが条件あり

「重音テト」もSynthesizer V AI向けに提供されている

人気キャラクターの一人です。

なんと、この重音テトの合成音声も商用利用可能です。

ただし、次のような注意が必要です。

  • 合成音声(歌声)自体の使用は商用OK
  • ただし、キャラクターの名前・イラスト・設定などを使う場合は別途許可が必要
  • 使用条件は重音テト公式サイトまたは配布元のライセンスページを確認する必要あり

歌声のみを使用する分には問題ありませんが、

キャラクターとしてのビジュアル展開を伴う商業利用は、しっかり確認が必要です。

Synthesizer V 商用利用5:無料エディターは非商用限定

「とりあえず試してみたい」という方に人気なのが、

Synthesizer Vのライト版(無料エディター)です。

この無料版は手軽に使える反面、次のような制限があります。

  • 商用利用は禁止(収益化・販売は不可)
  • 利用は個人の非営利目的に限られる
  • 公開時には使用ソフト・使用歌声の明記が求められる

そのため、本格的に作品を作って発信したい場合は、

有料版への切り替えが必須になります。

Synthesizer V 商用利用6:サードパーティ製DBは個別確認が必要

Synthesizer Vの歌声ライブラリには、

Dreamtonics社以外の企業が提供しているものも多数あります。

たとえば以下のようなキャラクターです。

  • 小春六花(AHS提供)
  • 京町セイカ
  • Chiyu(Quadimension)

これらの歌声データベースは、

それぞれライセンス条件が異なっており、

商用利用ができる場合とできない場合があるため要注意です。

使用前には必ず次のような点を確認してください。

  • 商用利用可と明記されているか
  • 表記義務や制限はあるか
  • 別途申請や許可が必要かどうか

ライブラリごとのライセンス条件は、

販売ページまたは公式サイトに記載されています。

わからない場合は必ず問い合わせてから使用しましょう。

Synthesizer V 商用利用7:利用前のチェックリスト

商用利用を始める前に、次の項目を確認しておきましょう。

  • 有料版のエディターを使っているか?
  • 使用する歌声データベースが商用利用可能か?
  • キャラクターのイラストや名前を使う予定があるか?
  • 最新のライセンス情報を販売元・公式サイトで確認したか?
  • クレジット表記や申請義務はあるか?

これらを1つずつクリアしていけば、

トラブルを未然に防ぎ、安心して商用活動に集中できます。

Synthesizer V 商用利用8:よくある質問まとめ

Q1. Synthesizer Vで作った曲をYouTubeに投稿して収益化しても大丈夫?
A. 有料エディター+商用利用可の歌声データベースを使っていれば問題ありません。

Q2. 商用利用可能な歌声DBはどうやって見分ける?
A. Dreamtonics製なら基本的に商用利用OK。サードパーティ製の場合は公式サイトで明示されているか確認しましょう。

Q3. 無料エディターで作った曲を公開してもいい?
A. 非営利目的であれば公開可能。ただし使用ソフト名・歌声データベース名の明記が求められます。

まとめ|Synthesizer Vで商用活動を始めるならここに注意

Synthesizer Vを商用利用したいなら、

まずは有料エディターを用意することが第一歩です。

その上で、使用する歌声データベースが商用利用OKであるかを必ず確認しましょう。

とくにおすすめの組み合わせは...

  • Synthesizer V Studio Pro(有料版エディター)
  • Dreamtonics製の歌声データベース(Saki、Ryoなど)

この組み合わせであれば、YouTubeでの収益化、

同人・商業作品への展開など、

幅広い用途で安心して利用できます。

また、キャラクター名やビジュアルを使いたい場合や、

サードパーティ製のDBを使う場合は、

個別の使用条件をしっかり確認してから進めましょう。

おわりに|自信をもって創作活動を楽しもう

ライセンスの確認は面倒に感じるかもしれませんが、

一度正しい知識を身につけてしまえば、

安心して創作活動に打ち込めます。

ぜひSynthesizer Vを活用して、

世界にひとつだけの作品を作っていってください。

  • この記事を書いた人

すー | Suu

千葉県出身 旅とグルメが大好き フリーランスWebデザイナー

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