目次
はじめに:理想のポーズが与える創作のインパクト
イラスト制作やコンテンツ作りに
AIを活用している皆さん、
こんなお悩みはありませんか?
「キャラのポーズがなかなか思い通りに出ない…」
「ピースサインを出したいのに、なぜか手がバグる…」
そんなとき頼れるのが、
Stable Diffusionでのポーズ指定です!
AIイラストの醍醐味は、
プロンプト次第でどんな構図や表情も描けること。
でも、ポーズの指定が甘いと、
どれだけ良いモデルを使っても
作品の完成度は落ちてしまいます。
この記事では、
Stable Diffusion初心者〜中級者の方に向けて、
プロンプト入力からツール活用まで「ポーズを自在に操るコツ」
をまとめて紹介します。
実例も交えながら、
創作の幅をグッと広げるガイドになっています!
Stable Diffusion ポーズ集1:プロンプトだけでここまでできる!基本の指定テクニック
ポーズ指定の基本は“英語”で
Stable Diffusionでは、
イラストのテーマや構図を
「プロンプト(命令文)」として入力します。
ポーズの指定ももちろん可能ですが、
基本は英語で指示する必要があります。
たとえば、次のような表現が
ポーズ指定によく使われます。
peace sign
(ピースサイン)thumbs up
(サムズアップ)arms crossed
(腕を組む)pointing finger
(指差し)waving hand
(手を振る)
プロンプト例
a girl doing a peace sign, smiling, detailed background, anime style
主語(a girl)+動作(doing a peace sign)を
意識して書くと、
狙ったポーズが出やすくなります。
視線や構図の追加指定で一気に映える!
ポーズに加えて、
以下のような要素もプロンプトに含めると
イラストの完成度がアップします。
指定内容 | キーワード例 |
---|---|
カメラ目線 | looking at viewer |
下からの構図 | from below |
映画風ショット | cowboy shot (太もも上からの構図) |
簡単な構成のコツ
a boy giving thumbs up, looking at viewer, cowboy shot, sunny background
ポイントは、短くても良いので
“動作+構図+視線”をセットで考えること。
これだけでもかなり精度が上がります!
Stable Diffusion ポーズ集2:ControlNetとOpenPoseで自由度MAXに!
ControlNetとは?
プロンプトだけでは再現が難しい
複雑なポーズや構図を出したいとき、
頼りになるのが
「ControlNet(コントロールネット)」です。
ControlNetは、
Stable Diffusionに「画像から得た情報」をもとに
描画をコントロールする拡張機能。
つまり、「このポーズにしてね」と
具体的な画像を渡すことで、
AIがそれに従って絵を描いてくれるわけです!
OpenPoseと組み合わせれば最強!
ControlNetで特に人気なのが、
「OpenPose」という
骨格ガイド用ツールとの連携。
OpenPoseを使えば、
棒人間のような関節図(スケルトン)を
手描きで作成して、
それをもとにポーズを指定できます。
OpenPose Editorを使った流れ
- OpenPose Editorを開く(Web上で利用可能な無料ツールあり)
- 棒人間をマウスで描いて保存(PNG形式)
- Stable Diffusion Web UIでControlNetを有効にする
- 画像を読み込んで描画!
複雑なポーズ(ジャンプ中・走る・片足立ち)でも、
棒人間で正確に描いてあれば、
かなり高精度に再現されますよ!
Stable Diffusion ポーズ集3:ポーズ素材サイト&テンプレの活用法
CIVITAIなどの無料ポーズ集が超便利
自分で棒人間を描くのはちょっと面倒…
という方におすすめなのが、
「CIVITAI」などで公開されている
ポーズテンプレートの活用です。
「pose」や「openpose template」といった
キーワードで検索すると、
棒人間画像やPoseファイルを
無料でダウンロードできます。
使い方
- CIVITAIで欲しいポーズを探す
- 画像を保存
- Stable Diffusion Web UIのControlNetにアップロード
- 必要に応じて編集してカスタマイズ
オリジナルポーズの作成&保存術
さらに、OpenPose Editorで
作ったポーズをPNGで保存しておけば、
「自作ポーズ集」をつくることもできます。
おすすめの整理法
- 「挨拶系」:手を振る、敬礼
- 「アクション系」:ジャンプ、走り、戦闘
- 「感情表現」:照れ、怒り、無表情
ちょっとした工夫で作業効率もアップします!
Stable Diffusion ポーズ集4:うまくいかないときの原因と対処法
よくある失敗例と対処法
- ポーズが崩れる・変な関節になる
→ ネガティブプロンプトで以下を追加:
(worst quality, low quality:1.4), deformed hands, extra limbs
- 構図が意図とズレる
→ “cowboy shot”や“from above”など、構図指定を入れる - 手が増える・顔が崩れる
→ LoRAやモデルの精度を見直す/不要な要素を削除する
モデル選びも超重要!
ポーズの再現度には、
使っているモデルやLoRAの影響も大きいです。
おすすめ
- AbyssOrangeMix3:アニメ系に強くポーズも安定
- Anything v5:全体的にバランスが良く初心者向け
- ChilloutMix:リアル系の自然なポーズを出したい人向け
モデルを変えるだけで、
全く同じプロンプトでも
まったく違う結果になることも…!
Stable Diffusion ポーズ集5:もっと創作が楽しくなる次のステップ
理想のポーズを安定して描けるようになると、
AIイラストの楽しさは一気に加速します!
ここからは以下のステップで
応用を広げていきましょう!
1. 背景や小物の組み合わせ
- キャラのポーズに合わせて「机に肘をつく」や「傘を持つ」などをプロンプトに追加
2. 表情のバリエーションをつける
"smiling"
や"surprised"
、"blushing"
なども同時に指定可能
3. コミュニティとの連携
- DiscordやCIVITAIのコメント欄で他のユーザーのプロンプトを参考にしたり、共有したりするのも◎!
まとめ:ツール×工夫で理想の一枚を手に入れよう!
最後に、この記事のポイントを
もう一度振り返りましょう!
- ポーズは英語でプロンプトに明示しよう
- 視線や構図の指定も忘れずに
- 複雑なポーズにはControlNet+OpenPoseが最強
- ポーズ集サイト(CIVITAIなど)も活用して時短
- トラブル時はネガティブプロンプトとモデル見直し!
Stable Diffusionは
「プロンプト力」と「ツールの理解」で
クオリティが大きく変わります。
理想のポーズを自在に操って、
自分だけのAIアートを
たくさん楽しんでくださいね!