Stable Diffusion

「Stable Diffusion Web UI アップデート」徹底ガイド【初心者向け】

はじめに

Stable Diffusion Web UIは、

テキストから高品質な画像を生成できるAIツール

「Stable Diffusion」を、

誰でも簡単に使えるようにした

人気のWebインターフェースです。

UIが見やすく操作もしやすいので、

プログラミングができない人でも

手軽に画像生成が楽しめるのが魅力ですよね。

でも、「アップデートしたら動かなくなった」

「お気に入りの拡張機能がエラーを出すようになった」

なんて声もちらほら。

だからこそ、アップデートの正しいやり方や

事前の準備がとっても大切なんです。

この記事では、

最新版(Ver.1.10.1)の注目ポイントと、

各環境別のアップデート手順、

トラブル時の対処法まで

しっかり解説していきます!

Stable Diffusion Web UI アップデート1:最新Ver.1.10.1の新機能とは?

パフォーマンスがぐんとアップ!

Ver.1.10.1の一番の注目ポイントは、

画像生成の処理速度が大幅に改善されたこと!

特にGPU環境を使っている方なら、

「生成がサクサクになった」と

体感できるはずです。

  • モデルの読み込みが高速化
  • メモリ使用量の最適化
  • 複数の画像を一度に生成する時の安定性アップ

という感じで、

全体的に軽くて安定した動作になりました。

UIがもっと使いやすく!

「ちょっとごちゃごちゃしてるな…」と

思っていた人に朗報です。

新バージョンではUIの細かい見た目や

配置が改善され、

よりスムーズに操作できるようになりました。

  • 設定項目のグルーピング
  • 拡張機能のオン・オフがわかりやすくなった
  • ドロップダウンやスライダーの操作性が改善

といった細かいアップデートが効いてます。

新しいスケジューラーが追加!

今回のアップデートで

新たに高度なスケジューラー

使えるようになりました。

たとえば「DPM++ 2M Karras」や

「UniPC」など、高精度かつノイズ制御が

優秀なスケジューラーが追加されていて、

画像生成の自由度がさらに広がりました。

「思い通りの画像が出ないな…」と

悩んでいた人は、

新しいスケジューラーを試してみるのが

おすすめですよ!

Stable Diffusion Web UI アップデート2:アップデート前に必ずやるべき準備

現在のバージョンとCommit hashをチェック!

いきなりアップデートを始めるのは危険です。

まずは自分のWeb UIが

どのバージョンか確認しておきましょう。

  1. Web UI右下に表示されるバージョン番号をメモ
  2. ターミナルでgit log -1を実行してCommit hashを控えておく

これで「やっぱり前のバージョンに戻したい…」と

なった時にも安心です!

バックアップは超重要!

特に以下のフォルダやファイルは、

アップデートで消えたり壊れたりしやすい部分です。

忘れずにバックアップを取りましょう!

  • models(CheckpointsやLoRA)
  • extensions(インストール済みの拡張機能)
  • config.jsonui-config.json(設定ファイル)

USBメモリでも、Google DriveでもOKです。

互換性チェックでトラブル予防

特に注意したいのが拡張機能と

Pythonバージョンの互換性です。

  • 拡張機能はGitHubページで最新対応状況を確認
  • Pythonは「3.10系」が推奨。3.11は非対応の拡張が多い。

Stable Diffusion Web UI アップデート3:環境別アップデート手順まとめ

Windows環境の場合

  1. Web UIフォルダを開く(例:C:\stable-diffusion-webui
  2. 以下のコマンドを実行 git pull
  3. webui-user.batをダブルクリックで起動!

※エラーが出る場合は、一度venvフォルダを削除してから再起動すると治ることが多いです。

Mac環境の場合

  • ターミナルでフォルダへ移動  cd stable-diffusion-webui git pull ./webui.sh

Apple Silicon(M1/M2)を使ってる場合は、

オプション--skip-torch-cuda-test

付けて起動するのがおすすめです。

Google Colabを使っている人は?

基本的に、Notebookのコードを

最新のものに差し替えればOKです。

ただし、保存先(Google Drive)にある

旧モデルや拡張機能が干渉する場合があるので、

一度クリーンな状態から始めるのが安心です。

GPUクラウド(GPUSOROBANやハイレゾ)での手順

  1. Dockerまたは仮想マシンへSSH接続
  2. Web UIディレクトリへ移動し、git pull
  3. 起動スクリプトを再実行

サービスによっては

自動更新されてることもあるので、

サポートに確認するのが確実です。

Stable Diffusion Web UI アップデート4:アップデート後に確認すべきこと

バージョン確認方法

再起動後にWeb UIの右下でバージョンをチェック。

もしくはターミナルで再び

git log -1を実行して、

アップデートが反映されているか確認しましょう。

よくあるエラーとその対処法

  • 拡張機能が表示されない
    → 一度削除して再インストールするのが早いです。
  • 起動しない・真っ黒な画面
    launch.py--reinstallで再実行すると直ることも。
  • UIが崩れてる
    → ブラウザのキャッシュを削除!

動作が遅くなったら?

  • 起動オプションに--medvram--xformersを追加
  • 重たい拡張機能を一時的にオフにしてみる

拡張機能が使えない!

拡張機能は、バージョンアップのタイミングで

動かなくなることもあります。

最新版に対応しているか、

GitHubのIssueで確認してみましょう。

Stable Diffusion Web UI アップデート5:ダウングレードの方法と注意点

特定のバージョンに戻すには?

  1. ターミナルで以下を実行:git checkout <元のCommit hash>
  2. launch.pyなどの起動スクリプトで再起動

これで元の状態に戻すことができます!

ダウングレードの注意点

  • 一部のモデルや拡張機能が、古いバージョンで非対応になることがある
  • venvを削除して、環境を再構築した方がトラブルが少ない

なので、できればアップデート前の

バックアップがある状態で行うのが安全です。

まとめ:安心アップデートのコツ

Stable DiffusionのWeb UIは日々進化していて、

新機能やパフォーマンス向上の

恩恵を受けるためにも、

定期的なアップデートはとっても大事です。

でも、何も準備せずに

アップデートしてしまうと、

動作不良や設定ミスなどのトラブル

巻き込まれることも。

アップデート成功のコツ

  • 必ずバックアップを取る
  • 拡張機能とPythonの互換性を確認
  • わからない時はGitHubやコミュニティを活用!

もしGPU環境の構築が不安な場合は、

GPUSOROBANやハイレゾなどの

GPUクラウドサービスを使えば、

最初から最適化された環境で

スムーズにアップデートできます。

ぜひ試してみてください!

  • この記事を書いた人

すー | Suu

千葉県出身 旅とグルメが大好き フリーランスWebデザイナー

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