DeepL

DeepL大量のリクエスト【対策ガイド】|エラー原因と解決&翻訳のコツ

目次

はじめに|「DeepL大量のリクエスト」エラー、焦りますよね…

業務でDeepLを使っていたら、

「429 Too Many Requests」と表示されて

翻訳が止まってしまった…ということはありませんか?

そんなとき、「どうすれば復旧できるの?」

「もっと安定して使いたい」と焦りますよね。

この記事では、

「DeepL 大量のリクエスト」エラーの原因から、

今すぐできる対策、そして業務で安定的に

大量翻訳するためのテクニックまでを、

わかりやすくまとめました!

DeepL大量のリクエスト1:エラーの概要とその仕組みを知ろう

エラーメッセージはこう表示されます

DeepLで

「大量のリクエスト」が原因とされるエラーは、

以下のような公式な

HTTPステータスコードで返されます

  • HTTP 429 Too Many Requests
    too many requests. Please wait and resend your request.
  • HTTP 456 Quota Exceeded
    quota exceeded
  • HTTP 529 Too Many Requests(一部利用者のみ確認)

これらはいずれも、

DeepL APIやWeb翻訳ツールの

使いすぎ・制限超過によって表示される、

DeepL公式のエラーコードです。

429エラーの意味と仕組み

429 Too Many Requests

「アクセスが多すぎるため、今は受け付けられません」という意味です。

短時間にリクエストが集中した場合や、

レートリミット(秒間あたりの最大リクエスト数)を

超えたときに発生します。

DeepLのWeb版での反応について

Web版では、

公式な英語エラーメッセージの表示はされませんが、

翻訳が実行されない/読み込みが停止するなどの

症状として出現することがあります。

なお、よく言われる

「お使いのネットワークから不審なアクセスが検出されました」といった表示は、

DeepL公式には存在していないユーザー報告ベースのメッセージであり、

公式エラーとしては確認されていません。

DeepL大量のリクエスト2:なぜ発生する?エラーの主な原因とは

原因1:無料プランの月間文字数制限

DeepLの無料APIプランには、

月間50万文字の翻訳制限があります。

これを超過すると、

HTTP 456エラーが返されます。

原因2:短時間での大量送信(スパイク)

APIや自動スクリプトで

一度に大量のリクエストを送ると、

レートリミット(秒間リクエスト制限)を超過し、

HTTP 429エラーが出やすくなります。

原因3:IPアドレスの共有利用によるアクセス集中

職場や学校のように

1つのIPアドレスを複数人で共有している環境では、

DeepLのサーバー側から

「このIPからアクセス多すぎる」と判断される場合があります。

原因4:契約プランに反する使い方をしている

DeepLでは、

APIやEnterprise契約の利用条件に違反する使い方(再販、商用翻訳提供など)があると、

制限対象となる可能性があります。

DeepL大量のリクエスト3:すぐできる応急処置と設定の見直し

対策1:時間をおいて再送信

まずは数分〜数時間程度待ってから

再度リクエストしてみましょう。

DeepLの一時的な制限は

自動的に解除されることがあります。

対策2:無料→Proプランへのアップグレード

無料プランでは50万文字制限があるため、

業務利用にはDeepL API Proが必須レベルです。

Proプランでは、

従量課金で制限が緩和されます。

対策3:API Proの利用制限設定を活用

DeepL API Proでは以下の設定が可能です

  • 翻訳可能な最大文字数(月間上限)
  • 月間コストの上限(予算制御)
  • アカウントレベルの文字数制御

これにより、

予算超過や文字数オーバーを防ぎつつ、安心して使えます。

対策4:ネットワーク構成を見直す

IPアドレス単位で制限されるため、

VPNの活用やプロキシを使った

IP分散も検討すると、安定性が向上します。

DeepL大量のリクエスト4:大量翻訳を安定化するテクニック集

コツ1:バッチ処理+リクエスト間隔の挿入

一度に全件送るのではなく、

数件ずつ送って1〜2秒のスリープを入れることで、

429エラーを防げます。

// Google Apps Scriptの例
for (var i = 0; i < texts.length; i++) {
Utilities.sleep(1000); // 1秒待つ
// DeepL翻訳処理
}

コツ2:複数文をまとめて送信する

DeepL APIでは、

textパラメータに

複数文を配列で渡すことが可能です。

これにより、リクエスト数を削減できます。

data = {
"auth_key": "YOUR_KEY",
"text": ["こんにちは", "今日は良い天気ですね"],
"target_lang": "EN"
}

コツ3:リトライ処理とレート制御をコードに実装

Pythonでは、

tenacityライブラリを使うことで

自動リトライとバックオフ戦略を簡単に導入できます。

from tenacity import retry, wait_exponential

@retry(wait=wait_exponential(multiplier=1, min=2, max=10))
def send_request():
# DeepL APIリクエスト処理

コツ4:翻訳ログとアラートの仕組みを入れる

  • 翻訳ログの記録(DBまたはスプレッドシート)
  • エラー発生時のSlack通知
  • 翻訳量のモニタリング

こうした監視体制の構築が、

長期的な安定運用のカギになります。

DeepL大量のリクエスト5:プランの特徴と大規模利用に向けた選び方

無料プラン(Free)の注意点

  • 月間文字数制限:50万文字
  • レートリミットが厳しめ
  • エラー発生時のサポートが限定的

Proプランのメリット

  • 従量課金制(1文字ごと)
  • 利用制限を設定可能
  • APIパフォーマンスが安定

Enterprise契約のポイント

  • 複数ユーザー・チーム利用に対応
  • カスタム契約や優先サポート
  • 利用用途によっては申請が必要

プラン選びのヒント

利用タイプおすすめプラン
テスト・個人開発無料またはPro(少量)
中規模業務利用Proプラン(課金上限あり)
大規模・チーム利用Enterprise契約(要相談)

DeepL大量のリクエスト6:実例で学ぶ!GASとPythonでの翻訳処理

Google Apps Script(GAS)の実装例

function translateText() {
var url = "https://api-free.deepl.com/v2/translate";
var payload = {
'auth_key': 'YOUR_KEY',
'text': "こんにちは",
'target_lang': 'EN'
};
var options = {
'method': 'post',
'payload': payload
};
var response = UrlFetchApp.fetch(url, options);
Logger.log(response.getContentText());
}

Pythonでのバッチ送信+待機時間の例

import requests, time

texts = ["おはよう", "こんにちは", "こんばんは"]
for text in texts:
data = {
"auth_key": "YOUR_KEY",
"text": text,
"target_lang": "EN"
}
response = requests.post("https://api.deepl.com/v2/translate", data=data)
print(response.json())
time.sleep(1) # 1秒待機

運用のポイント

  • APIキーは環境変数やSecrets Managerで管理
  • 翻訳ログをスプレッドシートやDBに保存
  • 429や456エラー時にSlack通知

まとめ|DeepL大量のリクエスト問題は「正しい理解と工夫」で解決!

発生しやすいエラーの種類と原因

  • HTTP 429: 短時間での連続送信
  • HTTP 456: 無料プランの翻訳上限超過

今すぐできる対策

  • 時間を空けて再試行
  • Proプランへの移行
  • リトライ・バッチ処理・API設計の改善

今後に向けたアクション

  • 翻訳処理の最適化
  • エラー時の対応設計
  • 運用体制・ログ監視の強化

最後に|DeepLをもっと快適に、もっと賢く使おう!

「DeepL 大量のリクエスト」エラーは焦りますが、

原因を知って工夫することで、

誰でも安定的に大量翻訳を実現できます。

特に業務で使うなら、

プラン選定とリクエスト管理の設計がカギ

今日から少しずつ最適化して、

DeepLをストレスなく活用していきましょう!

  • この記事を書いた人

すー | Suu

千葉県出身 旅とグルメが大好き フリーランスWebデザイナー

-DeepL