「Stable Diffusionで人物を描いたけど、顔がちょっと残念…」
「全体は良いのに、顔だけ違和感がある…」
そんな経験ありませんか?
せっかく時間をかけてプロンプトを工夫しても、
顔のクオリティが低いと全体の完成度が落ちちゃうんですよね。
この記事では、Stable Diffusionで顔アップを高画質に仕上げる7つのコツをわかりやすく解説します。
目次
- 1 Stable Diffusion 顔アップ①:構図は「アップ」が基本!
- 2 Stable Diffusion 顔アップ②:高画質化ワードを入れる
- 3 Stable Diffusion 顔アップ③:inpaintで顔だけ再生成
- 4 Stable Diffusion 顔アップ④:GFPGANとCodeFormerで補正!
- 5 Stable Diffusion 顔アップ⑤:アップスケーラーで解像度アップ!
- 6 Stable Diffusion 顔アップ⑥:LoRAで理想の顔に近づける
- 7 Stable Diffusion 顔アップ⑦:設定とプロンプト強調で仕上げる
- 8 まとめ:Stable Diffusionで顔アップの完成度を劇的に高めよう!
Stable Diffusion 顔アップ①:構図は「アップ」が基本!
まずは構図選びから。顔を高画質に描きたいなら、
しっかり顔をアップにする構図を意識しましょう。
プロンプトに「close-up」「headshot」を入れよう
次のようなキーワードをプロンプトに含めるだけで、顔が画面の中心に来やすくなります。
close-up portrait
headshot
upper body, centered face
これだけで、モデルが顔の描写により多くのリソースを使ってくれるようになります。
構図が変わるだけで精度が段違い
「全身」や「背景付き」だと、顔のディテールが犠牲になりがち。
まずは構図をアップに限定するだけで、顔の描写精度がぐっと上がりますよ!
Stable Diffusion 顔アップ②:高画質化ワードを入れる
顔のディテールを引き出すには、
プロンプトでしっかり高解像度・精細さを要求することが大切です。
おすすめ高画質キーワード
8k resolution
high detail
sharp facial features
realistic skin texture
cinematic lighting
これらを組み合わせて使うと、まるで実写のような顔に仕上がることも。
ネガティブプロンプトで崩れ対策
顔が崩れる最大の原因は「不要な特徴」です。
なので、ネガティブプロンプトも必ず使いましょう。
おすすめ
ugly, deformed, extra eyes, blurry, asymmetrical, disfigured
これで、変な顔が出てくるリスクをしっかり減らせます!
Stable Diffusion 顔アップ③:inpaintで顔だけ再生成
画像全体はいいのに「顔だけちょっと惜しい…」というとき、
とっても便利なのがinpaint(部分再生成)です。
inpaintの手順
- 顔の部分だけブラシで選択
- 良いプロンプトを入力
- その部分だけを再生成
これなら背景や髪型を崩さず、顔だけ美しくリタッチできます。
自然な表情に仕上げるコツ
プロンプトに表情を指定すると、よりリアルに。
gentle smile
slightly open mouth
soft expression
表情の違いで、グッと印象が変わるのでぜひ試してみてください!
Stable Diffusion 顔アップ④:GFPGANとCodeFormerで補正!
Stable Diffusionの画像って、どうしても顔がのっぺりすることがありますよね?
そんなときに使いたいのが、顔補正特化のAIツールです。
GFPGAN(ジーエフピージーエーエヌ)
- 自然な修正が得意
- 表情や骨格を整えてくれる
- ワンクリックで使える拡張機能
ちょっとした崩れをナチュラルに整えてくれます。
CodeFormer(コードフォーマー)
- より高精度な顔補正
- ハッキリ・クッキリ系の仕上がり
- 少しだけ「作り込んだ感」が出ることも
使い分けとしては、自然さ重視ならGFPGAN、精度重視ならCodeFormerが◎!
Stable Diffusion 顔アップ⑤:アップスケーラーで解像度アップ!
高精細な顔を作りたいなら、画像の解像度自体を上げるのも効果的です。
おすすめのアップスケーラー
- RealESRGAN
- R-ESRGAN 4x+
- Latent upscale
これらはStable DiffusionのWebUIでも簡単に使えます!
アップスケーラーを使うだけで、まるでプロが仕上げたような美しい顔画像に。
もやっとした印象が、一気にパリッと解像度アップします。
Stable Diffusion 顔アップ⑥:LoRAで理想の顔に近づける
自分好みの顔を安定して出したいなら、
LoRA(軽量学習モデル)の導入もオススメです。
LoRAってなに?
簡単に言えば、「ある特定の見た目」を再現しやすくする追加モデルのことです。
例えば
beautiful asian face LoRA
anime girl face LoRA
celebrity style face LoRA
導入すれば、一気に顔の一貫性と美しさがUP!
導入方法も簡単です。
AUTOMATIC1111のUIなら、LoRAフォルダにファイルを入れるだけ。
プロンプトで<lora:model_name:weight>
を指定すれば使えます!
Stable Diffusion 顔アップ⑦:設定とプロンプト強調で仕上げる
最後はちょっと上級テクです。
パラメータ設定やプロンプトの工夫で、さらに顔を美しくできます。
CFG ScaleとStepsの調整
- CFG Scale:8〜12 → 顔のディテールが安定
- Sampling Steps:30〜50 → より正確な描写
高すぎると逆効果なので、ちょうどいいバランスを探しましょう。
Prompt Weighting(重みづけ)を活用する
キーワードを強調するには、次のような記述が便利です。
(beautiful face:1.4)
(sharp eyes:1.3)
(realistic skin:1.5)
欲しい特徴をピンポイントで強く反映させられます!
まとめ:Stable Diffusionで顔アップの完成度を劇的に高めよう!
顔の美しさは、画像の印象を大きく左右します。
だからこそ、顔アップのクオリティは妥協したくありませんよね。
今回の7つのコツをまとめると…
- 構図で顔アップを指定する
- 高画質プロンプトを使う
- inpaintで顔だけ修正
- GFPGANやCodeFormerで補正
- アップスケーラーで解像度UP
- LoRAで好みの顔を再現
- 設定と重みづけで微調整
これらを組み合わせれば、自分だけの理想的な顔アップ画像がきっと作れます!
Stable Diffusionで理想の顔アップ画像を目指して、ぜひ試してみてください。