Stable Diffusion

Stable Diffusion バージョン確認で安心!初心者向け完全ガイド

はじめに

Stable Diffusionの「バージョン確認」って

なかなか後回しになりがちになりますよね。

でも、これって実はとっても大切な“安全装置”なんです。

AUTOMATIC1111のWeb UIなどでは見た目は同じでも、

内部の設定やモデル、拡張機能が少し違うだけで

エラーが出たり、描画品質が変わったり…。

そんな悩みはありませんか?

この記事では、

Web UI/コマンドライン/モデル/拡張機能/GitHubとの照合/アップデート&ダウングレード/トラブル対処まで徹底解説します。

表も使って視覚的に整理しつつ、わかりやすく丁寧にお届け。

初心者〜中級者向けに紹介しますので安心してくださいね!

Stable Diffusion バージョン確認1:なぜバージョン確認が必要なの?

安定稼働のための「安心ボタン」

Stable Diffusionは日々進化しています。

バージョンを確認していれば、不要なエラーやトラブルを事前に防げます。

  • フォーラムの解決策が使える
    例:「v1.5.1で落ちるけど、v1.5.2で修正済み」
  • モデルとの組み合わせ問題を避けられる
    例:「1.6以上じゃないと某拡張は動かない」
  • 新機能がちゃんと使えてるか判断できる
    例:「GPU使用効率が改善されたはずなのに、まだ古いバージョンだった」

Stable Diffusion バージョン確認2:Web UIでの確認方法

フッターを見るだけでOK

AUTOMATIC1111などのWeb UIでは、

画面右下(フッター)に「WebUI v1.6.0‑abc1234」のように表示されます。

これがまさに現在使っているバージョンとコミットIDです。

「Settings」→「About」で詳細チェック

上部メニューから「Settings」→「About」タブを開くと、以下のような情報が表示されます

項目内容
Web UIバージョン例:v1.6.0
コミットIDGit ident ID
Python / PyTorch依存環境の確認
GPU情報CUDAバージョンなども表示されることもあり

起動ログを確認しよう

ターミナルで起動すると、最初にこのような行が出てきます

Commit: abc1234567890 on branch main

これをスクショなどで残しておけば、

後でGitHubとの照合にも使えてスムーズ!

Stable Diffusion バージョン確認3:コマンドラインでの確認方法

GUIだけだとおおまかな情報しかわかりませんが、

CLI(コマンドライン)ではより深掘りできます。

コマンド説明出力例
git log -1最新コミットの詳細を表示commit abc123… 2025-06-20
git branch現在どのブランチか確認* main
git remote -v元リポジトリのURLを確認origin https://...

どういう時に使うの?

  • git log -1:最新コミットIDと日時が分かります。
  • git branch:main/dev/rcなど、どの系統を使っているか把握。
  • git remote -v:originalリポジトリとローカルの関係性確認に。

Stable Diffusion バージョン確認4:拡張機能・モデルの確認方法

拡張機能のバージョンは「Extensions」で確認

Web UIの「Extensions」タブを開くと、

インストール済み拡張機能がすべて表示されます

拡張名コミットID最終更新日
controlnetabcdef12025-06-10
CLIP skipef123452025-05-15

気になる拡張が古かったら、

ここから「Update all」を押せばOK!

モデルのバージョン確認方法

モデルファイル名にバージョン情報を含むことが一般的です。

ファイル名バージョン解説
sd-v1-4.ckptv1.4公式1.4系
v2-1_768-nonema-pruned.safetensorsv2.1768px仕様

モデルディレクトリやUIにファイル名が表示されるので、

今使ってるのが何かが瞬時に分かります。

Stable Diffusion バージョン確認5:GitHubとの比較方法

GitHubの「Releases」ページを利用

公式RepoのReleasesを見ると、

安定版・RC版・プレリリース版の一覧が出ています

タグ名安定度備考
v1.6.0安定版推奨
v1.6.0‑rc2RC版テスト中
v1.6.0‑betaプレリリース不安定かも

問題の例

「最新版のはずなのに動かない!」

→ RCじゃなくて stable に切り替えれば解決することも。

「最新コミットにバグがある!」

→ RCを使ってる可能性もあるので、tagをstableにする方法がある。

手順:Commit IDをGitHubで検索

ターミナルで確認したCommit IDをGitHub検索にペーストすれば、

自分の環境がどのリリース相当なのかが一瞬で分かります!

Stable Diffusion バージョン確認6:アップデートとダウングレードの手順

① バックアップが最優先

いきなり最新版に飛びつかず、まずは以下を準備します。

  1. git log -1 > version_before.txt
  2. models/, extensions/ フォルダごと別フォルダへコピー

② 最新版へアップデート

git pull
pip install -r requirements.txt

後で不安なら

rm -rf venv
python -m venv venv
source venv/bin/activate
pip install -r requirements.txt

③ 必要ならダウングレード

不具合が出たら戻します

git checkout v1.5.3

もしくはIDを保存

git checkout abc1234567890

④ 再構築も可能

環境が乱れた場合は再構築でリセットできます。

pip uninstall -r requirements.txt
pip install -r requirements.txt

Stable Diffusion バージョン確認7:トラブル時のQ&A

Q1:UIが起動しない

A: キャッシュを全部消して、一度pip再インストール。必要ならvenv再構築を!

Q2:拡張が動かない

A: 手動で拡張フォルダ消す→Web UIの「Extensions」から再インストール!

Q3:画面が黒い・描画されない

A: 起動オプションに --medvram--lowvram をつけて再起動。
GPUドライバやCUDAに問題があれば、バージョン再確認&更新を。

Stable Diffusion バージョン確認8:まとめと次のアクション

まとめポイント

  • バージョン確認は安心の第一歩!
  • GUI・CLI・GitHubによる多角的チェックが◎
  • モデル&拡張も合わせて把握しよう
  • 更新前は必ずバックアップ記録を忘れずに

今日のアクションチェックリスト

  • git log -1で現在のコミットIDを取得
  • GitHub Releasesでタグを確認
  • Extensions & モデルもバージョン確認
  • 更新前に必ずフォルダバックアップ
  • 定期的に「バージョン確認×習慣」にする!

バージョン確認って、一見地味に思えるかもしれません。

でも、Stable Diffusionを長く快適に使っていくためには欠かせない保守の基本です。

今回ご紹介した方法を知っておくだけで、

不具合の早期解決や、安心して拡張機能を試すことができるようになります。

「生成が楽しくなってきたけど、トラブルが増えてきた…」という時ほど、

ぜひこの習慣を取り入れてみてくださいね!

  • この記事を書いた人

すー | Suu

千葉県出身 旅とグルメが大好き フリーランスWebデザイナー

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